Loggia on the shore
100フィートの大型クルーザーが停留可能な海沿いのヴィラである。RC造の既存建物を改修し、宿泊機能やプール、ジム等を付帯させた迎賓館として再生させた。
メインエントランスは海側にある。船から訪れたゲストをまず迎え入れるのは、プールやテラス、そして半屋外空間としてのロッジアである。
ロッジアとは涼しい風と眺めを楽しむ開放的な半野外空間のことであるが、ここでは幅5mの特注昇降式サッシを設けた半屋外空間としている。開放時は内外がつながり、心地よい涼風が山側の高窓へと抜けていく。
外壁とテラス壁のプレキャストコンクリートパネルや内部床のテラゾーは特注で、付近の砂浜の貝殻を混ぜて、やさしい砂浜の触感や風合いを感じさせる素材としている。
螺旋階段は巻貝のイメージで、造船技術であるぎょう鉄によって製作した。
- Completion
- 2018
- Principle
- Guest house
- Site area
- 348㎡
- Total floor area
- 681㎡
- Structure
- RC
- Constructor
- KIKUSHIMA
- Location
- Kanagawa
- Team
- Takeshi Ito, Sho Toya